洋画はやっぱりアクション大作が最高!
超大作からこだわりの1本まで、お気に入りのアクション映画
映画、特にハリウッド映画はカーアクションや銃での攻防が派手に繰り広げられるアクション映画が最高です。家でDVDを観るときも、アクション超大作だったりするとおもわず観る前からテンションが上がってしまいます。
こちらでは、ハリウッドの大作アクション映画から、低予算の意欲作まで、僕が特に面白いと思ったアクションの名作を17本ご紹介します。上映中のものは除きましたので、ほぼ全てレンタル可能だと思われます。簡単な感想とあらすじをつけていますので、是非参考にしてみてください!
(※画像クリックで映画DVDの詳しい情報を見る事が出来ます。)
おすすめのアクション映画17本一覧
マトリックス('99)
世界は脳が作り出した幻想なのか
例ののけぞる場面などが何かと笑いのネタにされたりしがちなマトリックス。でもよく見てみると、かなり深淵な内容で単にCGがすごいだけの映画ではない事に気づく。
監督のウォシャウスキー兄弟は、主人公のネオを誰にするかで多くの俳優を考えていたそうなのだが、「マトリックス」の世界観を素直に理解出来たのはキアヌ・リーブスだけだったらしい。いまや街角での「ぼっち」ぶりが話題になるキアヌだが、ただぼっちになっている訳ではなくてぼっちになって色々深い事を考えているのだろう。
インセプション('10)
他人の夢の中にいる他人の夢の中のそのまた他人の夢の・・
アクションというかSF要素が強いが、そういった作品もアクション映画という事にして進めます。実際フィルモグラフィーを眺めてみると毀誉褒貶もあるクリストファー・ノーランだが、「インセプション」に関してはノーランの良い所が全て出ているという意味でも傑作だと思う。よくもまあ、こんな話を映像化しようと思ったものだ。
レオナルド・ディカプリオ演じる主人公が、他人の夢の中に入り込みアイディアを盗むというあらすじ。よく意味がわからないと思いますが、実際に映画を見るとこれが何重にもわたって繰り返されるので、「今どうなってるんだっけ」みたいな事を常に考えなければならず、見終わった後目茶苦茶疲れる。本気で解説するとかなり長くなってしまうが、一言でいうならば「過去にとらわれるのは良くないよ」みたいな話だと思う。
ブレードランナー('82)
80年代を代表する「ポストモダン」を描いた映画
これも、あらゆる人があらゆる解説・批評をしているので、何を言った所で今更感が拭えない感じがする。が、ブレードランナーをおすすめしないという訳にも行かないので一応紹介します。舞台は未来のロサンゼルス。「レプリカント」と呼ばれる人間そっくりのロボットが人間を殺して逃げた。それをハリソン・フォード演じる賞金稼ぎ(=ブレードランナー)が追い立てる。
この映画は、80年代に日本でも流行った思想体系、「ポストモダン」を表現した代表的な映像作品と言われている。知らない人からすると堅苦しくてウザいかもしれないが、こういうのが分かると、より映画の理解が深まって楽しい。未だに解釈をめぐって議論されるような、いわゆるカルト・ムービーのひとつに数えられる名作だ。
フィフス・エレメント('97)
未来都市のビジュアルイメージが鮮烈!
話自体も壮大なんだけど、主にビジュアルイメージが鮮烈でかなり印象に残っている一本。ミラ・ジョビビッチとブルース・ウィリスが出ていて、地球を救う為の4つの石を探して宇宙を舞台に戦いを繰り広げるSFアクション大作。「憧れの未来世界」のようなものをかなりストレートに描いていて、車が普通に空を飛んでいる社会というイメージは見ていて何ともワクワクした思い出がある。
ミラ・ジョボビッチはバイオハザードやジャンヌダルクのような「戦う女」の役がかなり多くなっているけれど、この作品のルーシー役のような不思議な感じもかなりハマっている。監督は「TAXI」シリーズでおなじみのリュック・ベッソン。
フィフスエレメントはHuluで視聴可能。スマホでもPCでも見られて最初の2週間はなんと無料!
チャーリーズ・エンジェル('00)
キャメロン・ディアス好きは特典映像も見るべし
2000年前後に中学〜高校生だった人にとっては、キャメロン・ディアスというのは憧れのハリウッド女優としてかなり印象に残っているはず。確か記憶だと「メリーに首ったけ」で一躍話題になって、それ以来「おてんばで可愛らしくてセクシー」という結構無敵な女優のイメージがずっとある。今はそんなハリウッド女優っているんだろうか?
とにかく、そんなキャメロン・ディアスの天真爛漫ぶりが爆発しているとも言えるのがチャーリーズ・エンジェル。監督のマックGの解説によれば、キャメロンは本当に勉強熱心かつ優秀で、ダンスシーンの為の振り付けも完璧に覚えてくるそうだ。ただ可愛いだけでなく、愛想も抜群で勉強熱心という素晴らしい女優。
ダイ・ハード('88)
限定空間で戦う腹の出た警官。当時は本当に画期的だった
ダイ・ハードシリーズに関しては、映画好きの友人ともしばしば論争になることが多い。ダイ・ハードは意外にも「3」の人気が高いのだ。確かに僕も3はかなり好きなのだが、やっぱり1作目があってこそそれ以降の作品が面白くなっているのは否定出来ないだろう。あらすじとしては、テロリスト集団に突然占拠されたビルで、「不死身の男」ジョン・マクレーンが一人立ち向かっていく。
刑事としての勘と頭脳で相手を翻弄してくマクレーンの戦いぶりは何度見ても最高。「一定の空間内でいかに戦うか」というのがダイ・ハードシリーズの面白いところで、少なくとも3まではこれを踏襲した作りになっている。ちなみに4はクライマックスのめちゃくちゃぶりは確かにすごいが、うーん、という感じでした。
ボーン・アイデンティティ('02)
世界を又にかけるスケール、瞬きを許さぬアクションシーン
ボーンシリーズに関しては、はっきりいって細かいストーリーが未だによくわからない。とにかく簡単に説明すると、記憶の無い男がいて、そいつがやたらと強くて、自分が一体何者なのかというのが不思議になり、その真相を暴くべく謎の組織に立ち向かっていくというものだ。
書いていて気づいたが、少し「名探偵コナン」に近い構造がある。ヨーロッパ全土をまたにかけたスケール感もすごいし、やっぱりアクションシーンはかなり見応えがある。見ている間は圧倒的な緊張感に支配されている感じで、「カッコいいアクション映画の王道」という感想を抱いた。シリーズ化されていて「ボーン・スプレマシー」「ボーン・アルティメイタム」もあるが、三作ぶっ続けにみるのがおすすめ。「スプレマシー」は若干微妙なのだが、「アルティメイタム」は最高なのでその為だと思って見て下さい。主演はマット・デイモン。
クラウド・アトラス('12)
一つのメロディーがつなぐ輪廻とロマン
「マトリックス」シリーズのウォシャウスキー兄弟によるSF超大作。僕は超期待して観て、実際かなり良かったのだけれど、世間ではそれほど話題になっていないようだ。とにかくストーリーからして壮大すぎる。なんと6つの時代の別々の話が別々に進行していく。
最後にはそれが一つのテーマに収斂していくのだが、ある一つの音楽を軸としていく感じは、村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」に近い印象もあって、かなり僕好みだった。正直アクションの描写センスがきになるところも無くは無かったりするのだが、インセプションと同様に「よくこんな物を映像に」という意味で敬意を評したくなる映画だった。
第9地区('09)
メカの造形、ストレートすぎるほどの政治的メッセージ。希有な才能を持つ監督のデビュー作
未来の世界を舞台としたSFアクション作品。未来の南アフリカではエイリアンが住んでいるのだが、彼らは「第9地区」という貧民街に隔離されるようにして追いやられる。そんなとき、第9地区の責任者であるヴィカスは、ある事故により体がどんどんエイリアン化していく事態に見舞われる。さあ、どうなっていくのか・・というあらすじ。
まず、魚介類を思わせる様なエイリアンのイメージや、メカのデザインがかなりセンス良いと思った。これは監督のニール・ブロムカンプがこれの次に撮った「エリジウム」にも共通する要素だ。そして言うまでもなく、話全体が人種差別を問題にしている。単に人種差別を批判するのではなく、「差別って何だろう?」といったある種素朴で、普遍的なテーマにまで到達している作品だと思う。
ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金('13)
マイケル・ベイの別の一面が見られる、実録犯罪モノ
「アルマゲドン」や「トランスフォーマー」シリーズで有名なマイケル・ベイ監督。90年代にアメリカで実際に起きた誘拐強盗事件をベースにした話。「Ted」や「ローン・サバイバー」のマーク・ウォールバーグが、主犯格である筋肉ムキムキのジムのトレーナー役を演じている。
ベン・アフレック主演の「パール・ハーバー」など、日本人からすると許せない映画も撮っているマイケル・ベイ。それら超大作から比べるとかなりの低予算でつくられた「ペイン&ゲイン」を観ると、マイケル・ベイという男を見直さざるを得ない。メチャクチャおもしろいし、彼がどのような心構えでハリウッド超大作をつくっていたかがよくわかる。ちなみにアメリカのネット掲示板を観ると、「もしもマイケル・ベイが野球映画を監督したら」みたいなGIFが沢山ある。打ったボールが隕石のようになってスタジアムを破壊したりする加工がされていて、これもめちゃ笑える。
バック・トゥ・ザ・フューチャー('85)
万人が楽しめるし、何度観ても新鮮!
これもあらゆる所であらゆる人が批評している作品で、今更僕が付け加えることなど何も無い。ただ、万が一まだ観ていない人がいるかも知れないという意味で、一応紹介しておく。主人公のマーティが、発明家のドクが開発したタイムマシン「デロリアン」に乗り込んで過去の世界へ。自分の父と母が通う高校に潜り込んだマーティは、母の事が好きな父の背中を押すべく奮闘する。
この「デロリアン」の雰囲気といい、全体的に醸し出される「ハッピーなアメリカ」の雰囲気がすごく好きだ。映画好きであるかに関わらず、また、子どもか大人かという事にも関係なく、誰もがストレートに面白いと思える映画なのは間違いない。
こちらもHuluで視聴可能。最初の2週間は無料な上、スマホでいつでも見られるのが便利です。
ランボー('82)
一人 vs 数百人
色々考えてみても、僕の「アクション映画スター」はやっぱりシルベスタ・スタローンという事になる。そしてスタローンのアクション映画といえばやっぱりランボーしか無い。
ベトナム戦争帰りのランボー。いろいろあって警察とのいさかいが発展し、しまいには「ランボーひとり」vs「数百人の警官」という山奥での戦闘状態になってしまう。元グリーンベレーのランボーは山中での戦いのプロ。警察は全くかなわず、ひとりまた一人と手玉に取られていく。「次はどうやってやっつけるんだろう?」という点でもずっと興味が持続するし、なによりランボーの強さに胸が熱くなる。
少林サッカー('01)
尊敬すべき「やるなら徹底的に!」精神
この並びに入れるのもどうかとは思ったが、まあ仕方ない。テレビCMからしてインパクトが強烈だった少林サッカーは、当時高校でかなり話題になっていて、昼休みにサッカーをして遊んでいた時には誰もが少林サッカー風のプレーを取り入れていたのだ。ストレートに笑えるし、「めちゃくちゃすぎて笑えてくる」という僕の好きな要素が入っているのが大きい。あと、個々人が自分の長所を生かして頑張る、みたいなのが結構いいと思う。
チョコレートファイター('08)
メイキング必見、ガチとはこういう事!
「マッハ!」で一躍有名になったプラッチャヤー・ピンゲーオ監督の作品。全く信じられないのだが、スタント無し、CGもワイヤーも無しの格闘アクション映画。普通に5階建てぐらいの所から人が落ちたりしているのだが、全部実写だ。エンドロール中だったかその後だったか忘れたけど、メイキングシーンが出てくるので、これも是非観てほしい。文字通り命がけで作られた映画だ。
主人公はジージャーという可愛らしい女の子で、この映画の為になんと4年間、様々な格闘技のレッスンを受けたのだそうだ。彼女のアクションだけでもずっと観ていられるような凄みがあるし、こんな映画を完成させた事に拍手を送りたい。阿部寛も出ているよ。
アポカリプト(’06)
ライムスター宇多丸の生涯ベスト
ライムスターの宇多丸さんが生涯ベスト級と推していることで有名な作品。監督はメル・ギブソン。なんとスペイン入植前のマヤ文明を舞台にしており、劇中の言語もマヤ語という徹底ぶり。こんな映画がアメリカで大ヒットするのは異例の事だったそうだ。小さな村が突然帝国の兵士達に侵略されて、主人公「ジャガー・パウ」はマヤの都会へと連れ去られてしまう。村に置いてきた臨月の妻を救うため、ジャガー・パウは脱走を開始、必死に追いかけてくる帝国兵士達を倒しながら愛する妻の元へ急ぐ。
とにかく一度見始めたら止まらない映画で、「このピンチをどうくぐり抜けるというんだ・・?おお、なるほど!」の連続がたまらない。結構残虐なシーンもあるのだが、その辺りに抵抗が無いのであれば、まず間違いなく満足出来る映画だと思う。
スター・ウォーズ('77)
僕全然エピソード1好きなんですが・・
スターウォーズについては、下手な事をいってバカにされるのも嫌なので、浅めに感想を言っておくにとどめたい。世間の声を聞くと、例えばリアルタイムで1作目を観た様なひとからすると、エピソード1〜3はかなり期待はずれだったらしい。僕は数年前に6作まとめて観たのだが、少なくともエピソード3は最高に楽しめたし、1と2も普通にとても面白く観る事ができた。J.J.エイブラムスによる新作も期待大で待っています!
ゼロ・グラビティ('13)
人は重力で押さえつけられている不自由な存在なのか、それとも地に足を付けろと地球が引き止めてくれている恵まれた存在なのか
これはIMAXで二回観に行ったので、都合5000円ぐらいこの映画に使ってしまった。しかしもっと観たかったとすら思っている。サンドラ・ブロック演じる女性宇宙飛行士が船外作業中にトラブルに見舞われ、宇宙空間に放り出されてしまう。酸素ボンベの残りも徐々に減って行く中、果たして生き延びることができるのか・・という話。
なんと、ちゃんとセリフがある出演者はサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーの二人だけ。しかし、完璧に宇宙空間と無重力の感じが完璧に表現されていて、IMAXで観ると自分も宇宙に行く事が出来るのがこの映画の良いところだ。ただ映像が凄いだけでは無く、「重力」というものにいろいろなものを象徴させていて、どんどん感動的な話になっていく。僕としては邦題の「ゼロ・グラビティ」のゼロの意味が全く分からない。原題のまま「グラビティ」じゃないとテーマに沿わないと思う。監督は「トゥモロー・ワールド」が話題になったアルフォンソ・キュアロン。この邦題もようわからんです。
アクション好きにおすすめ!
近年の日本のアクション映画としては異例の大ヒットを記録した「るろうに剣心」監督の谷垣健治によるアクション映画本。
関連記事
2015年上半期に観た映画ランキング おすすめベスト15 - digihows
入らなきゃ損!無料の映画視聴生活始めよう!
DVDレンタル派の方はゲオの30日無料がおすすめ!
映画もドラマもお手軽に。人気の動画配信「Hulu」はこちら!