仕事に意欲的になれない・・やる気が無いのはなぜなのか?
目の前の仕事に対してやる気が出ない
こんな仕事、無意味じゃない?
周囲の社員の熱意について行けない・・
仕事でやる気が出ないと、生活のハリが失われてしまいます。
ぼんやりとした憂鬱感を仕事に感じていませんか?
- 何もモチベーションMAXでバリバリと働きたいわけではない
- それなりの充実感を得ながら毎日の仕事をしたいだけなのに、それすらも無い
- 逆に、決定的に仕事が嫌だと思っているのかと言えば、そういうわけでも無い
- 人間関係はまあまあ良好で、労働条件も必ずしも悪くない
そのような状況でも働くことに対してやる気がでないという場合は全然あるんです。
やる気が無いのは普通
いきなり身も蓋も無いことを言うと、会社の仕事に対してモチベーションが上がらないというのは当然です。
だってそうですよね?
事務作業にしろ、接客にしろ、決して楽しい事ばかりではありません。会社の仕事というのは、単調で刺激の無いものがほとんどです。
「会社員なのにやる気がある」は実はおかしい
常にすごくやる気がある人というのは、ちょっと特別な存在として考えるべきです。
そういう人は上司からも好かれるでしょう。かなり出世するかも知れません。
モーレツ社員は特殊だと考える
でもだから何なんでしょう? 資本主義の常識から言えば、会社員というのは奴隷です。搾取の対象。
「やる気満々の優秀社員」は会社側からしたら優秀な奴隷でしかありません。
僕のような人間からすると、「なぜそれだけのエネルギーを自分自身の事業に使わないの?」って感じですね。
会社の仕事に時間と労力を使うというのは、あまりコスパが良くない。
もちろん、チームでの仕事に喜びを感じていたり、会社自体が好きな人にとってはとても良いことだとは思いますよ。
参考記事 : 職場の人間関係で孤立はまずい。今すぐ行動して状況を改善する方法
なぜやる気が無い事を問題と感じるか?
やる気が無いのは当たり前。やる気がある人が特別。まずはそれをしっかり認識しましょう。
では今問題なのは何か?
問題は、個人と組織のミスマッチ
それは、あなたが仕事に対してやる気を持てないことではありません。 だって、それは当たり前なんだから。
そうでは無くて、問題は「あなたが今の職場にマッチしていない事」です。
なぜこのページを見ているんですか?
「そんな事無いよ!会社も仕事そのものも決して自分に合わないことは無い!」と思うかも知れません。
でも、じゃあなんでわざわざこのページを見に来たんですか?
あなたは「仕事でやる気が全く出ないなら、今すぐにマッチする職場に転職すべき」というタイトルを見て何気なくクリックしたんですよね。
これは無意識に「職場を変えたい」という願望があるからです。そうでなければ、広大なネットの世界で何故このページを見ているんでしょう?
「別の仕事をしたい」という気持ちを抑え込む → やる気が無いことを問題だと感じる
人は、自分の本当の気持ちというものをなかなか認識できません。
特に、「仕事を辞めたい」「転職したい」という気持ちは正しく現れてこないんです。
なぜか?大きく2つの要因があります。
無意識に「転職は良くない」と思い込んでいませんか?
1つの要因としては、日本では転職自体があまりポジティブに捉えられていないという事がありますね。
同じ所で長年働いて、会社に対して忠義を尽くす。そういう人物が立派である。みたいな風潮は未だに強い。
軽々しく転職なんて考えるべきじゃない!なんていう事が無意識に刷り込まれてしまう。環境というのは怖いものです。
転職活動は楽ではない
2つ目の要因としては、そもそも転職活動自体がダルいということですね(笑)。
僕も何度か転職をしてきましたが、本当に大変です。
希望する会社を見つけて、そこに採用してもらう為には中途半端な気持ちでは出来ません。それは正直にそう思いますね。
もちろんあなたもそういうことはよく認識しているはずです。 書類を作るのも面倒だし、面接で色々突っ込まれたりするのも嫌だ。当然です。
ダルいことから逃げていても、逆に苦しいだけ
でもそれが無意識の中で強い力を持つとどうなるでしょうか。 本当は違う所で働きたいと考えていても、それが抑え込まれてしまいます。
「転職活動をして自分にマッチする会社で働く」というエネルギーが、「今の会社でやる気まんまんで働いて結果を出す」という方向へと流れ込んでいく。
それが今のあなたの状態です。その可能性が非常に高い。
参考記事 : 「仕事を辞めたい・・」と思った時の本 おすすめ10冊
やる気を出すのは意外とカンタン
やる気など存在しない
やる気というのはよく分からないものです。 体内に血液が流れているように、やる気成分が流れている訳ではありません。
やる気スイッチなんてものも、当たり前ですが存在しません。
心理学的なアプローチ
ここで、心理学の有名な学説「ジェームズ=ランゲ説」を例にとって考えてみます。
その名の通り、心理学者のジェームズさんとランゲさんが考えた説です。 彼らの主張は、以下の一言に集約されています。
悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ
「悲しい」という感情が心に生じるから涙が出る、と思っていませんか?
これは逆で、先に身体的な反応として涙が出て、それに対して後から悲しみを感じるんだというのが「ジェームズ=ランゲ説」です。
「やる気のあるフリ」が本質
これを仕事におけるやる気に変換してみると、こうなります。
やる気があるフリをすれば、やる気があることになる
そうですよね?とりあえず演技だと思って、無理やりやる気ある風の言動を取ってみたら良いんです。 例えば、
- ちょっと高めのジャケットを買って着ていく
- 明るい笑顔で同僚にあいさつする
- 背筋を伸ばして、イキイキと歩く
- 優秀な上司の真似をとにかくしてみる
はじめはとても馬鹿らしく感じます。
でもこうした事をしばらく繰り返していると、人は本当に「自分はやる気がある」と思い込むものです。 そして、本当に仕事熱心になっていく。
脳というのは単純ですね。
本当に今の会社に居続けたいのか
本当にやる気を取り戻して今の職場で活躍したいなら、上に書いたことを実行してみれば良い。
でもこういうことを説明しても、あなたは実行しない可能性が高いです。
そしてそれでOK。 今の会社で無理に頑張るのでは無く、転職して新しい環境を獲得することが最優先です。
自分でも徐々に気づいて来たんじゃないでしょうか?
やる気の無い社員は上司に好かれにくい
能力よりも人間性が重視されてしまう現実
これは当然といえば当然ですね。
- 多少ミスが多くてドジでも、イキイキと仕事をして職場を盛り上げるAさん
- そつなく何でもこなすけど、どこかやる気も覇気も無いBさん
多くの場合、会社で評価されるのはAさんです。非常に納得が行かないのですが、これが現実。
個人的な体験談
自分で言うのも何ですが、僕は長い間Bさんタイプでした。
仕事にやりがいを見いだせなかったので、適当にちゃっちゃと終わらせて、フラフラと会社の外に散歩に出かけて時間を潰す。ミーティングでもどうでも良さそうな態度しか取れない。
まあ、全く好かれないですよね。当時はもう好かれたいという気持ちも無かったから良かったんですけどね。
自分の気持ちに正直になる。人生で必要なのはそれだけ。
自分はやる気が無いだけなのか?それとも「本当は転職してみたい」という気持ちを抑え込んでいるだけなのか? その判断は、もちろんあなた自身にしか出来ません。
今の職場にマッチしていて、ちょっとしたきっかけで今やる気が無いだけということも全然あるでしょう。
であれば、日々の心がけ次第。あとは少しの時間の経過によってやる気が復活して問題は解決です。
でも、心の奥底で別の環境を求めているなら、それを抑え込んだままにしておくのは絶対に良くありません。
転職活動は簡単ではありません。それはそうです。
でも、それだけ強い思いがあるのなら、意外とスッと受かってしまうということもまたよくある話です。
仕事へのモチベーションで悩むのは意識の高い人だけ
そもそも、仕事についてそれだけ真剣に悩む人というのは意外と少ない。
「もっと給料が欲しい」とか「休みが欲しい」みたいな動機だけで転職活動をする人は、苦戦を強いられます。
もともとの思いがネガティブだからですね。
やる気の無さを気にしている時点で、サラリーマンとして上位
でもそうではなく「やる気が出ない」という事を悩んでいるという事は、ある程度仕事や組織内の立ち振舞について真摯な思いを抱いているということですよね。
そういう人は転職活動でも良い結果が出やすい。
そうしたエネルギーが冷めないうちに、早めに活動開始するべきです。 あなたの心のもやもやは、動き出すことでしか晴れることはありませんよ。
力を発揮できる環境を探そう
いますぐに動き出そう
自分に合った会社や職種がはっきりとしていない段階であれば、転職エージェントを利用することが絶対におすすめです。
転職エージェントのコンサルタントたちは、悩みを持って転職者と数多く接しています。
まさにあなたと同じように、明確な転職理由が見えていない転職希望者たちにも、適切なアドバイスをしてくれます。
彼らと少し話してみるだけでも、視界が大きく開けます。転職エージェントの経験と情報の力を利用しない手はありません。
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まとめ
- やる気が出ないのは普通の事
- それでもやる気が欲しいなら、形から入ってみる
- 「今の職場で頑張りたい」という気持ちは、「職場を変えたい」という無意識の現れかもしれない
- 人生は素直になった奴が勝ち。悩みをエネルギーに変えるべき。
「やる気が出ないのが普通」とは言いますが、それに対して悩みを抱えすぎている状態はやっぱり良くありません。 日々の自分の思いや行動を振り返ってみて、これからの道を考えてみましょう!
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