もくじ
はじめに : ずっと治らなかった偏頭痛。原因はカフェインの過剰摂取だった
定期的に訪れる不快な頭の痛み。
確かな原因も思い当たらず、対処のしようが無い。
仕事の効率も落ちるし、休日もゆっくり出来ない。
僕もかつては偏頭痛に悩まされていました。 出来れば薬には頼りたくなかったので、片頭痛の要因を色々考えて一つ一つ生活習慣を見直していきました。
その結果、僕の片頭痛を引き起こしていたのがコーヒーだと分かりました。
毎日最低2杯飲んでいたコーヒー。それを思い切って減らし、週に1杯にしてみました。するとすぐに頭痛が消え去ったんです。
頭痛が無くなって日々を楽しく過ごせるようになった
偏頭痛が無いという幸福
片頭痛に悩まされていた時代は本当に辛かったです。その分、そこから開放された時の喜びはとても大きかったですね。
まず、仕事の効率が上がりました。目の前の作業に集中できるので、間違いなく成果が上がるようになります。
休日を満喫するという当たり前の権利を取り戻す
あとは休日ですね。休日が片頭痛でつぶれるというのは本当に最悪でした。ひどい時にはあまりの痛みに一日中動けないこともありました。せっかくの休みが台無しです。
でも今ではアクティブに週末を過ごせるようになりました。好きな本を読み、映画を見て、ジョギングをしたり街へ遊びに出かけたりする。 そんな当たり前の生活を取り戻せて本当に幸せです。
片頭痛を治したいなら、コーヒーを減らしてみては?
片頭痛と一口にいっても実にいろいろな種類があります。もちろん原因も様々でしょう。「これをやれば治る!」という絶対的な方法はありません。
ですがもしあなたが習慣的にコーヒーを飲んでいるなら、禁コーヒー or 減コーヒーは試してみる価値があります。
この記事では僕が片頭痛持ちになってから減コーヒーによってそれを治すまでを書いています。
「片頭痛を克服してアクティブな生活を取り戻したい!」そんな思いをお持ちの方には必ず役に立つはずです。
片頭痛になった経緯
28歳の頃、そいつは突然現れた
健康を自覚していたからショックだった
僕は基本的には健康体です。
大きな病気をしたことは無いし、食事にも気を遣っていて定期的な運動もしている。 だから自分が片頭痛持ちになってしまったという事がまずショックでした。
参考 : ベジタリアン生活を4年続けた健康効果、メリットなどのまとめ - digihows
だんだんと本格化するイヤ〜な痛み
片頭痛を自覚するようになったのは28歳の頃です。
最初は単に頭に違和感があるという状態が定期的に現れるだけでした。なのであまり気にしていませんでしたね。ちょいと疲れているだけだろうと。
ですがそれが本格的な痛みに変わり始め、気がつくとハッキリとした片頭痛になっていました。
仕事に集中できない
僕の場合、平日はあまり痛くならなかったんですが、それでも常に頭が重い感じがしていました。
当然仕事の効率も落ち始め、何もかもが思うようにいきません。
「ごめんなさい。頭痛のせいで集中できなくて・・」なんて当然言えるわけもなく、悔しい思いをしながら過ごす毎日です。
休日が頭痛で終わるというストレス
なにより辛いのが、週末の休暇に何も出来ないということです。 週に2日の休日のうち、1日は寝て過ごすという感じでした。
僕のケースは特に週末に痛みが爆発するというタイプの頭痛です。これはまあよくあるみたいですね。
平日の緊張感がとけて、血の巡りが良くなったタイミングで脳の血管が拡張して、普段よりきつい片頭痛を引き起こすらしいです。
本も読めない。映画も見られない!
100歩譲って、外に出て遊べないというくらいならまだ諦めが付く。 でも問題なのは本当に何も出来ないということです。
本を読んでいても痛くて内容に集中できない。映画を見るための姿勢を保つのもしんどい。寝転がってスマホのしょうもないネットニュースを眺めて過ごすのが関の山。
おれはいったいなにをやっているのだ・・
いやはや。ほんとうにつらい時期でした。
参考 : 2015年に観た映画ランキング おすすめベスト40 - digihows
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片頭痛を治すために生活習慣を振り返ってみた
「何かしなければ治らない」
そんなつらい時代が2年は続きました。
一時的に収まったりする時期もあるんですが、すぐにまたぶり返してくる。
しばらくは「そのうち治るだろう」と楽観的に捉えていたのですが、さすがに何か対処しないとダメなのでは無いかと考え始めます。
頭痛持ちになった前後のことを考える
とりあえず僕が考えたのは、「片頭痛が始まったのが28歳頃なのだから、その頃になにかマズいことをやっているんだろう」という事です。
28歳前後のことを考えて、何か生活習慣の変化があったかどうかを考えてみました。 例えば運動する量はめっきり減っていました。
28歳ぐらいの年代だと結婚する人が増えます。 それまで週末に集まってフットサルなんかをしていた仲間がいたんですが、彼らが家庭をもったことによって徐々にそのような集まりに消極的になります。
結果的に運動する機会が減っていく。それにまず気づきました。
運動しても変化は無い
とにかく色々やってみた
運動しなくなってきていることはかねてから気にしていたので、月に一回程度はジョギングしたりしてはいました。
ただそれだって運動したうちに入ると言えないレベルです。 なので週に一回、体調が良い時にはジョギングをしたり、寝る前にはなるべく軽いストレッチや筋トレをしたりするようにしました。
結論から言うと、運動は片頭痛に効果は無かったです。
もちろん日々の運動によって全体的に体調が良くなるという事はありました。なのでトータルで言うと非常に良かった事は間違いありません。
なかなか原因がわからなかった
でも今の問題は片頭痛の克服。それは運動の量を増やしてもなかなかクリアされませんでした。
それまでと同じように頭の違和感が続き、週末には痛み爆発というサイクルが依然として続きます。
「俺、コーヒー飲み過ぎじゃね?」
というわけで、根本的な解決はなかなか訪れません。
まあこれを機に運動する習慣がついたので、それは良かったんですけどね。色々トライしてみると副次的な効果があるものです。
ただ繰り返しますが、課題は片頭痛をやっつけること。その原因を探らなければいけません。
片頭痛の原因の1つ : 血管の拡張
気を取り直して、あらためて「片頭痛とはそもそも何か?」みたいなところからちゃんと調べることに。
色々なサイトを見てみると、多くの偏頭痛は脳内を走っている毛細血管の拡張が原因だと書いてあります。
何かの原因によって毛細血管内にイレギュラーな量の血液が流れ、血管が拡張する。それによって神経が圧迫されて痛みに変わる。
1日2杯飲んでいたコーヒー
「脳に血が行き過ぎることが原因かもしれないのか。ふむふむなるほど・・」
そこを押さえた上で、改めて自分の生活習慣を振り返ってみます。
すると、それまで点となっていた一つ一つの知識が星座のようにつながり、あるキーワードが浮かび上がってきました。
コーヒー・・
僕が当時勤めていた会社はコーヒーが飲み放題でした。
マシーンで淹れるやつなので大して美味いものでは無いんですが、コーヒー大好きな僕は毎日最低2杯、多ければ4杯くらい飲む生活を続けていたのです。
コーヒーが片頭痛を引き起こすメカニズム
以下はあくまでも僕の仮説です。
でもそれなりに説得力があると思います。
コーヒーの成分が直接頭痛の原因になるのではありません。ですが過度な摂取によって脳の血管の動きを不安定にすることがあります。これが結果として偏頭痛の原因となっている可能性が高い。
どういう事か。
コーヒーは末梢の血管を拡張させる作用がある一方で、脳の血管を収縮させます。 毎日毎日コーヒーを飲んでいることで、血管が収縮している状態がデフォルトになってしまう。
なので血管が拡大して普段の状態に戻ると、本来はそれが通常の状態のはずなのに、デフォルト状態とのギャップが大きいために神経の圧迫具合もキツいものとなる。
僕はこれを思いついた次の日から、平日にコーヒーを飲むのをやめました。
明らかな改善
コーヒーをやめるのは意外と簡単
毎日飲んでいたコーヒーをやめるというのは、実はそれほど苦ではありませんでした。
「こいつが偏頭痛の犯人か!」という気持ちになっていたからでしょうね。飲まなければ健康が取り戻せるという不思議な自信があったんです。
やめて気づいたんですが、仕事中になにか水分をすするという行為が習慣化していたのであって、コーヒーが習慣化していたのでは無かったんです。
コーヒーの代わりに常温のミネラルウォーターを飲んだりしていれば、普段と変わらない感じで過ごせました。
ただやはりコーヒーは好きだったので、週に1杯だけと決めて飲んでいました。普段飲めない分、わざわざ高いカフェに行って800円くらいする美味いやつを飲んだりするようになりました。
「とりあえず1ヶ月」
少なくとも3〜4年はコーヒー漬けの生活だったので、すぐに効果が出るとは思っていませんでした。
だから「とりあえず一ヶ月やってみよう」という気持ちでしたね。
最初の1週間は、普段通りの片頭痛モード。変化がありません。
2週間目。徐々に変化が。ふだんの頭のだるさが明らかに減り、週末も強烈な頭痛が起きません。
3週間目。確信しました。原因はコーヒーだと。
明らかに体調が改善し、1ヶ月経つ頃には片頭痛は完全に消え去りました。
試してみる価値はある
嘘くさいかもしれませんが、マジです。
仕事の効率も上がり、何事にも意欲的に取り組むことが出来るようになりました。
週末にダウンすることもなくなり、好きな本を読んだり、ドライブして出かけたりするのも自由自在。
当たり前の充実した生活を取り戻せたんです。
もちろん、全ての片頭痛の原因がコーヒーであるという訳ではありません。だからコーヒーをやめても治らないという事は全然あるでしょう。僕の場合は偶然原因がコーヒーだっただけです。
ただ、もしあなたが習慣的にコーヒーやカフェインを摂る生活をしているのなら、減コーヒー・減カフェインは十分試してみる価値があります。
治るという保証はありません。でもこれで治れば儲けものですよ。
コーヒーは悪では無い。
基本的には健康に良い
最後に強調しておきたいんですが、僕はコーヒーが体に悪いというつもりは全く無い、ということです。
頭痛の事は嫌いでも、コーヒーの事は嫌いにならないでください!
専門的な事は分かりませんが、コーヒー大好きで長生きしている人は沢山いるし、やっぱり飲むと気持ちが落ち着きます。
これはコーヒー好きな多くの人が実感していることでしょう。 問題なのは、飲み過ぎちゃうことです。
何事もそうですが、やらなすぎ・やりすぎがダメなんですね。丁度良いとこでやってくのが良い。
適度なカフェインは、むしろ頭痛に効く
最後に真逆の事をいうようですが、本来はコーヒーは頭痛を治してくれるものです。 だってそうですよね。拡張した血管を収縮させてくれるのがコーヒーなんだから。
問題なのは、コーヒーを習慣的に飲みすぎていることによって、収縮した状態がデフォルトになってしまうことです。
その反動で頭痛が起きてしまう。 コーヒーは飲んでも良い。ただし、あなたの体質に合わせて適度な量を。
片頭痛を治すためにしばらく量を減らすことは必要です。でも治ってきたら少しずつコーヒーを飲み始めてももちろん良いと思います。
僕も今では週に3杯程度飲むようになりました。そのくらいであれば片頭痛になることも無く、快調に生活しています。
さようなら片頭痛。こんにちは楽しい毎日!
片頭痛のつらさは、片頭痛の人にしか分かりません。 頭痛以外の部分は完全に健康で、何かをしたいというやる気にも満ちている。
なのに頭痛のせいでなにも出来ない。作業効率も低い。
今偏頭痛で悩んでいるなら、とにかく自分の自覚症状を言語化して、それをもとに調べてみることをおすすめします。
もしここまで書いてきたような僕のケースに近いのであれば、カフェインを減らすことで直せる可能性もあります。
片頭痛が治れば、豊かで行動的な毎日が戻ってきます。いまは辛いかもしれませんが、それを目指してがんばっていきましょう!