親子でも楽しめる様な、絶対おすすめのアニメ映画
ハラハラドキドキも、感動も詰まっている
アニメ映画=子供向けという事は全然ありません。ジブリにしてもピクサーにしても、子供の心を掴む映画は大人が観ても深く感動出来たりするものが本当に多いです。こちらでは、今までに観たアニメ映画の中から特におすすめしたい5本をご紹介します。
洋画のみ。また上映中の作品や最近の映画は除いています。ツタヤでほぼDVDレンタル可能なはず。
おすすめのアニメ映画5本
ウォーリー('08)
ピクサーの中でも結構ダントツで好き。人類が消えた未来の地球で働くロボットが、ひょんなことから宇宙へと大冒険に出かけるというあらすじ。
前半はほぼセリフがなく、コミカルなロボットの動きや細かい演出だけで物語が展開していく。なのに一気に引き込まれるし、笑えるところ、考えさせられるところも沢山ある。映画としてテクニカルな所も完璧な上、消費社会に対する批判も入っていて、しかも小さな子どもから映画通まで誰もが楽しめる映画になっているのだ。恋愛的な要素もあるし、SFでもあるし、アクションアドベンチャーでもある。素直に楽しめるという意味でも、掘り下げ甲斐があるという意味でも、「ウォーリー」は凄い映画だなと何度見ても思う。
トイストーリー3('10)
3作シリーズが全て面白い映画というのもなかなか無いと思う。つまりトイストーリーは全て最高なのだが、やっぱり3は泣けるし、好きなシーンが沢山あるという点で一番好きだ。
僕は「モノ」に弱い。というのは、履き潰してボロボロになった靴を捨てたりするのが昔からためらわれるような男なのだ。モノに人格を感じてしまうのだと思う。おもちゃ、特にアンディやバズのような人形のおもちゃというのは、モノであってモノではない。しかし人間と同等に扱うこともまた出来ない。そこに焦点を当てているところがトイストーリーシリーズの良い所だ。
カンフーパンダ('08)
ドリームワークスのアニメ映画だが、何となく色ものっぽいので見ていない人が多そう。なのでおすすめしておきたい。
僕はワンピースにしてもドラゴンボールにしても、なぜ主人公達が強くなって行くのかがよくわからない。たいてい、「めちゃくちゃ修行したから」とかそんな感じだと思う。しかしこのカンフーパンダでは、それがしっかりと描かれているのが素晴らしい。どうやって太ったパンダがカンフーの使い手として強くなって行くのかが、非常に納得いく形で説明される。そういう意味でこの映画にはライフハック的な要素もたくさん含まれているのでは。つまりキャリアになやむ若いビジネスマンにもおすすめできる映画だ。吹き替えがTOKIOの山口達也というのも良い。
ヒックとドラゴン('10)
「リロ&スティッチ」の監督によるファンタジーアニメ作品。そもそも、ドラクエやFF好きだった僕にとってこういう中世風のアニメの画面というのはそれだけで燃えてくる。ドラゴンに乗って空を駆け巡るシーンが最高。DVDでしか見ていないが、是非上映中に劇場で見たかったと思うアニメ映画だ。
こういうのを見ていると、「ラピュタ」にしても「紅の豚」にしても、宮崎アニメが以降の他のアニメ映画にもっとも影響を与えたのは「風」や「飛翔」の描写なのではないか、という感想も抱いた。真っ黒なドラゴンのデザインも良いと思う。下手に可愛くorかっこよくしていたら、作品の印象がだいぶ軽くなっていた気がする。
モンスターズインク('01)
あらゆる人が褒めている傑作アニメ映画。ダウンタウンの松っちゃんや千原ジュニアも何かの番組で絶賛していた記憶がある。まあ、笑いが最高!みたいな趣旨だからお笑い芸人にはより一層良い映画に見えるだろう。
特に印象深いのは、サリーとマイクが工場のような所で敵に追いかけられ、ドアからドアへと逃げ惑うシーン。アニメじゃないと絶対出来ない表現だし、素晴らしい発想で最高なんだけど、あれは完全にドラえもん、というかどこでもドアですよね笑。続編の「モンスターズユニバーシティ」もとても良かったので必見。ただ、大人も子どももストレートに楽しめるという意味では一作目がおすすめ。
※関連記事