UX設計に携わる人ならきっと納得!
画像参照元:Naris Roh
サイトやアプリのUXの差はどこに現れる?
「このサイト、使いやすいな」とか「文章が読みやすいな」と思うWebサイトは、そうで無いサイトとどんな違いがあるのでしょう。「良いUX」と「悪いUX」は、ユーザーにとっては明確な違いがあるものの、なかなか言葉にして語る事は難しい所があります。
例えばデザインを専門的に学んだ方であれば、こういった所は理論で補えますし、専業のデザイナーさんであれば肌感覚でUXの調整が出来るものです。しかし、現在はエンジニアとデザイナーの境界が曖昧になりつつある事は以前書いた記事でも示した通りです。
UXの要点を抑えたナイスな画像!
非デザイナーさんが突如デザイン性を求められる案件を引き受けてしまった場合、どうしたら良いでしょうか。一からデザインの勉強を開始!という訳にもいかないし、かといって他のサイトを真似するだけというのも寝付き悪いし・・。
そんな時に少しだけ参考になる、面白い画像を海外サイト「UX Movement」で見つけました。それがこちら。
左が「よろしくないUX」、右が「望ましいUX」です。要点を抑えたイラストで、むしろこの画像自体が良いUXとも言えますね。それぞれの特徴を比較してみましょう。
メリハリを持たせる
熟考したタイトルで勝負せよ
左のUXは、見出しとコンテンツ内容の強弱が付けられておらず、メリハリが足りません。「出来るだけTOPページでコンテンツを見せたい」という心理が働きがちですが、しっかり見出し=タイトルを熟考し、ドーンと自信を持ってそれをユーザーに示す方が有効です。考え抜かれたコピーというものは、必ず見た人の目に留まるものです。
画像の使い方も重要
一方、右の「良いUX」はタイトルや画像は大きめにした方が良いという事を示しています。見出しと同様に、Webサイトやアプリケーションでは画像のインパクトがとても大きいものです。腰の引けた画像の使い方をすると、全体的にのっぺりした冗長な見栄えになってしまいがちです。
過剰なナビゲーションを避ける
おせっかいは災いのもと
「自然にユーザーを誘導出来るUX」が優れたデザインだと言えます。「こっちを見て見て!」と過剰にアピールしているナビゲーションはあまりスマートとはいえません。これはWebサイトやアプリに限らず、色々な事に当てはまりますね。人間関係においても、それとなくこちらの行動を導いてくれたり、こちらには分からないように話の流れを作ってくれる人はとてもモテる感じがします。
ある程度ユーザーに任せよう
人は強制される事を嫌います。その意味で、派手すぎる色使いやプルダウンの矢印で覆い尽くされたWebサイトは少し高圧的な印象を与えてしまうでしょう。理想的なUXは、ユーザーを無意識のうちに次のページへと導いて挙げられるようなものです。
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