「IT系の会社に行きたい。ITやwebは未経験だけど志望動機になんて書けばいいんだろう・・?」
「志望動機のテンプレを参考にしたい」
「どうすれば書類選考や面接で採用担当者に響くアピールができるんだろう?」
こんな感じの事をお考えでしょうか。
僕は新卒から12年くらい、web系の会社で働いています。採用時の面接官をやったり説明会に登壇したりもしていました。
さらに自分自身も4回ほど転職していて、IT系の転職に関してはある程度のノウハウがあると思っています。
もくじ
IT系採用担当者目線から、ベストな志望動機の書き方を教えます
この記事では、別業種の人がIT系へ転職する際、どんな志望動機が採用担当者に響くかを説明します。
実際の例文なんかも載せていますので、ぜひ参考にしてみてください。
結論 : 志望動機はたいして重要じゃない。スキルや実績の構築に重点を置こう
採用担当者目線で考えたときに、ぶっちゃけ志望動機の文章ってあまり大事じゃないです。
なんだか元も子もない回答でびっくりかもですが・・ぜひ以下を読んで参考にしてください。
過去にやってきたことやあなたの人間性が志望動機とどう結びつくか。それが大事です
もちろん志望動機として最低限の形をなしていることは大事なのです。
ただ、文章や言葉だけだったら今の時代コピペでいくらでもいけちゃいます。
検索すれば履歴書のテンプレっていくらでも出てきますよね。ちなみにあれ、採用する側にはすぐにバレます。やる気が無いとみなされるのでテンプレのコピペはおすすめしません・・
だから志望動機自体はそれほど尖ったものでなくて良いので、志望動機を裏付ける背景をしっかり考えて構築しましょう。
これまでの実績や努力の成果が大事
なので志望動機の書き方などに時間をかけるよりも、これまでの経験の整理や振り返り・スキルの向上などを頑張るべきです。
いい感じの志望動機だったとしても、企業の採用担当者も馬鹿じゃないのでそれを真に受けることってあまり無いと思います。
過去の経験や技術に裏付けられた志望動機にする
繰り返しますが、重要なのは自己アピールや志望動機などひとつひとつの要素ではありません。
あなた自身の人間性やこれまでの経験、スキルだけが大事です。その上で諸々の条件がマッチすれば入社に近づけます。
具体的な例 : スタートアップからの転職
ここで僕の例をひとつ挙げておきます。
過去にスタートアップのフルスタックエンジニアから、100名規模の会社へUIUXデザイナーとして移ったことがあります。
そのときの志望動機としては、内心ではいろいろ複雑なものがありました。
給料を上げたいとか、かっこいいオフィスで働きたいとか、そういうことも当然考えます!
苦労する → 努力する → 面白さに目覚める
しかし最もコアな気持ちとして、考えていたのはこんなことです。
スタートアップ企業でフルスタック開発をする中で、サービスの改善やUIのブラッシュアップの知見が無く苦労を経験しました。
UIの勉強するなかでその重要性や面白さに目覚め、もっとUIUXのことに集中できる環境を求めていたんですね。
経験的な裏打ち + 筋の通った志望動機は必ず担当者の心に響く
これだけ「元手」のかかった動機であればかなり相手を納得させる事ができますよね。
転職にあたってそれだけの気持ちがあれば、志望動機は考えるまでもなく自然に出てきます。
IT未経験ならある程度の独学や準備は必須
現状IT系から遠い職種なら、関連本を読んだりプログラミング学習をするなどの準備は必要ですね。
大変かもしれませんが、職種や業種を変えるというのはそれだけコストのかかることです。
真面目さは大きな武器になる
逆にいえばそういった努力をこなすことで相手に真面目さをアピールできます。
きっちり努力できる人は少ないので、受験勉強するつもりで取り組めば何かしらの成果が出ると信じましょう。
志望動機の例
上のほうでテンプレは鵜呑みにすべきでないと書きました。
文面をそのままコピペするような姿勢はだめですが、良い志望動機の本質を知ることは重要です。
以下にひとつ、あくまで僕の想像上のケースですが例を示しておきたいと思います。たとえばこんな人の場合。
- 現在の仕事 : メーカー系の営業
- 年齢 : 20代後半
- 転職の動機 : アナログな業界 / 業務に将来性が見いだせない。IT系の会社に転職したい
狙う職種
営業でそれなりに成果を出しているのなら、現状でも入りやすい会社は結構多いです。
おすすめはtoBのSaaSを展開しているスタートアップとか。受託開発系の営業とかディレクターもけっこう需要があります。
数値管理に強いならマーケティングも可能性ありますね。
やっておくべき準備
あまり経歴に自信がないのなら、周到に準備しましょう。
営業狙いの場合
とにかくセミナーに参加したり本を読んだりして、ITやweb系ならではの言葉遣いに慣れておいてください。
おすすめの本はこのあたり。
マーケター狙いの場合
マーケターは実績がすべて。ブログでもアフィリエイトでもいいので、とにかくネットで稼ぐということに挑戦してみてください。
エンジニア狙いの場合
エンジニアを目指すならまとまった期間で学習して確実にスキルをつける以外に道はありません。
プログラミングスクールでもいいですが、僕としては独学で尖ったポートフォリオをつくるのがおすすめ。自分が採用担当者だったら好感を持ちます。
転職活動は数をこなすほどカンタンになる。動き出そう
実際にどういった志望動機や自己アピールが響くかは、採用担当者とのやりとりの中でなんとなく掴めるものです。
ある程度準備ができている状態であれば、とりあえず転職活動に乗り出してみるのがオススメ。
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