もくじ
著名デイトレーダーがこぞって絶賛する本。読んでみたらあまりに深い内容に衝撃を受けた!
株や投資の経験が無いにもおすすめ!ビジネス書・自己啓発書として一級品じゃないか?
僕は株もFXもほとんど経験がありません。
ただデイトレには昔から興味があって、機会があればいつかやってみたい!とずっと思っています。
一応、実際に証券口座も持っていて、何度かおためし的にトレードを体験したことがありますが、いずれにせよ株素人です。
そんな僕が読んでみて凄いと思った本があります。
タイトルはその名もズバリ「デイトレード」。
もちろん内容はデイトレの手法に関して書かれているのですが、
はっきり言って、 株をやっていない人にもおすすめできる、非常に深い内容でした。
ビジネス書、自己啓発書としても読めますし、
「より良く生きるためには」みたいなレベルでも非常に役に立つのではないかと思います。
是非ご紹介したいので、
この本のポイントを示しつつ本文中のパンチライン = 名言の数々を抜粋していきたいと思います!!
この本を知ったきっかけ = 有名トレーダーがおすすめしていた
デイトレーダーに憧れて日々ウォッチしていたら・・
僕は現在会社員で昼間ふつうに働いています。なのでデイトレはやっていません。
ですが、デイトレードで稼いでいる人にとにかく憧れていて、
「いつか俺も・・」と思っているイタい奴です。
なので日々トレーダーさんのブログやTwitterを見る機会が結構多いんですが、
その中で色々な人が「デイトレード」をおすすめ本として挙げていたんですね。
「元証券ディーラーが50万から始めるデイトレ日記」のめたんさん
証券会社を退社後、デイトレやアフィリエイトで生活しているという「めたん」氏。
"辛い時には「デイトレード」を読んで頑張っている"
"僕が一番勉強になった本"
と自身のブログ内で絶賛しています。
Amazonレビューでもかなり好評
実際にAmazonで見てみたらこちらにも絶賛レビューが多数。
がぜん興味を持って、「来るべき日のために勉強だ!」と息巻いてポチった次第です。
「デイトレード」の概要
発売から14年で25刷。やはりかなり支持されている!
いきなり最終ページで申し訳ないですが笑
やっぱり、とにかく売れ続けているんですね。
正直、本屋の株・投資コーナーには怪しげな本が沢山置いてあります。
その大半が2~3年後には棚から消えている。
そんな中で10年以上に渡って売れ続けている。この時点で期待が持てます。
現役のスーパートレーダーが書いている
著者はアメリカの凄腕デイトレーダー、ベレスさんとカブラさんのお二人です。
若くしてトレーダーとして成功し、
現在はトレーダー育成事業や投資情報の配信なども行っているというプロ中のプロ。
つまりただ単にデイトレの達人なだけではなくて、
手法を体系化して人に伝える技術も持ち合わせているというわけですね。
基本は短期取引の手法・心構えを示したデイトレ指南本
そんなわけで、基本的な内容はかなりテクニカルで具体的です。
非常に分かりやすく書かれてはいますが、
そもそも投資に一切興味がないという方には少しつらい部分もありますね。
ただ逆に言うとデイトレ素人の僕でも楽しく読めたので、
少しでも株・デイトレに関心があればおすすめできます。
「デイトレーダー」から溢れ出る名言まとめ。ビジネス・人生全体で活かしたい!
さて、以下では僕が特に感銘を受けた部分を抜粋して紹介したいと思います!
特に株に詳しくない人にも分かりやすいような、一般性を持った名言をピックアップしました。
1. 噂やニュースに踊らされてはいけない
すべての行動は、噂や絵空事ではなく、入念に考え抜かれたトレーディング計画に基づくべきであると、私は自らの経験から確信している
(p35より)
基本的に本書では目先の情報に左右されるような取引を否定しています。
全てはチャートに現れており、それに自分自身の手法を当てはめて決断を下すべきだとしています。
僕もそうですが、下らないネットニュースや儲け話によろめいてしまうことがよくありますよね。
そうではなく、最も重要な指標のみを重視して、自分のテクニックを磨くことだけを考えれば良い。
いやはや、耳が痛いですな・・
2. 些細な事にとらわれて人生をやり過ごすべきではない
成功の正反対である失敗はただ一つの事象によって定義される。些細なことにとらわれる習性である。たいていの人々は人生の大半をほとんど価値がなく、取るに足らない物事にとらわれてすごしている。
(p. 41より)
一見おいしそうな目先の情報ではなく、本質的な知識が大切だ、という文脈で出てきます。
派手な話にだまされてしまうのは、やっぱり心に弱さを抱えているからですよね。
もっと自分のやり方に自信を持てるように、仕事においても人生の様々な局面においても勉強を重ねていかないといけません。。
3. 確実性に執着すると足元をすくわれる
我々の行うほとんどすべての行為は、何らかのかたちで、安心、安全、そして確実を求める欲求に関連しているのではないか。しかし、おもしろいことに確実を得ることは生涯あり得ない。
(p56より)
いわゆる「安定志向」に対して強烈な否を突きつけています。
考えてみればその通りで、未来に何が起こるかは誰にも分かりません。
今は誰もが知っている大企業も10年後にはどうなっているか分からないということが、ここ2~3年でかなり自明になってきたんじゃないでしょうか?
だからこそ、「これでいっちょ上がり!」的な思考法では確実に足元をすくわれると考えるべきですね。
うまく逃げ切れればそれはまあラッキーですが・・
4. 大切なのは現実ではなく、現実の解釈の仕方
我々の成果はマーケットの現実によって決まるものではない。我々の成果を決定するのはマーケットの現実の解釈であり、それに対する反応なのである。
(p79より)
よく自己啓発書にある「思考は現実化する」的な考え方です。
ただこの本の場合は「マーケット」という非常に具体的なテーマを扱っているため、
よりリアルに言葉が突き刺さってきます。
5. 人間的な感情こそが人間の欠点になりうる
ある特定の戦略やアプローチが心理的に、感情的に受け入れがたいものであれば、それが正しいものである確率は極めて高い。(中略)安堵感を伴う場合には、間違ったものである可能性が高い。(中略)不幸なことに、人間的な感情を持っていることが人間の大きな欠点である。
(p86より)
先に注意しておくと、「人間的な感情は重要では無い」ということではありません。普段の生活では人間性が必要です。
そうではなくて、「自分の人間的感情を相対化してコントロールすべき場面がある」という事をここでは言っています。
話は少し逸れるけど、「資本主義の中で成功するということは、ある程度サイコパスのように振る舞う必要があるんじゃないか」なんてことを最近僕は思う。
映画「ナイトクローラー」なんかを見ると分かりやすいけど、金銭的成功や客観的な名誉だけを重視すれば、人間性は明らかに障害になることが多い。
だとすると "家族や友人と過ごす時には人間性たっぷり、仕事中はサイコパス" みたいな事がベストなんだけど、その二重人格ってそもそもどうなのか・・
6. 行動の質を高める
行動している時の質は、それに先立つ行動していない期間がどうだったかという質によっている事が多い。
(p94より)
「とにかく行動する事ことが大事」というのはよく言われているし、ぼくも本当にそう思うことが多い。
行動して初めて気づくことって本当に多いからね。
でも行動の質を高めるという話は意外とされていない。
24時間365日アウトプット出来るわけではないから、アウトプットしていない時にどうすべきかが最終的にアウトプットの質を上げていく。
これはまあPDCAとか何とか言われている話ではあるけど、「マーケット」というシンプルかつ超具体的な話に落とし込まれていることが、逆に読者に一般性を感じさせ説得力を増している。
まとめ
まだまだ紹介したい名言が沢山あるけど、キリが無いのでとりあえずこの辺で!
興味を持った方は是非以下から購入して読んでみて下さい!(kindle版もあるよ)