どうも、Ashです。
Kindleで読書している時、ふと「コレ結構前から使ってるけど買ったのいつだっけ?」と思い調べてみました。
Amazonの購入履歴を調べたところ、購入日は「2015年の7月」。これを書いているのが2022年の3月なので、もう少しで7年になります。
1台のKindleをここまで使い込んでいる人は結構珍しいのではないかと思います・・!
この記事ではKindleの購入を迷っている人や、現在Kindleを使っていて色々疑問をもっている人向けに、長期使用者の僕がいま抱いている感想を残しておきたいと思います。
↓現行のKindle Paperwhiteはこちら
もくじ
結論 : Kindle Paperwhiteは耐久性抜群。ユーザー体験も高い。読書好きならとりあえず買ってみて損はなし。(ただし個体 / 当たり外れはあるかも)
こちらが僕の愛用しているKindle。見ての通り使用感はそれなりにありますが、動作は全く問題ありません。
7年使い続けているというのが何よりの証拠ですが、Kindleはデバイス / プロダクトとして非常に優秀です。本好きや読書好きのツボをしっかりおさえた作りになっているとつくづく感じますね。
ちなみに画面に表示されているのは「生涯弁護人」という本で、弁護士・弘中惇一郎さんのこれまでの活動を事件ベースで振り返る内容。全共闘からカルロス・ゴーン逃亡まで、有名事件の数々の裏側だったり日本の司法制度の問題がよくわかります。超面白かったのでおすすめです。
ハードウェアの耐久性
僕はカバーなど一切つけずに使い続けました。カバンなどに乱雑に放り込んで出先で読んだりとかしてましたが、それで致命的な故障は一切起きていません。
ただ一箇所だけ、画面にガッツリ傷がついてしまいました。
上の画像の左中央らへん。「昭和二○年一○月」のあたりに引っ掻いたような傷があります。
画面の明るさを一定以上にするとこの傷がかなり目立ってしまい読む時に気になります。でも画面を明るくせずに十分読めるのでほぼ気になりません。
逆に言うと、あれだけ乱雑に扱っても目立つ傷はこれだけ。カバーをつけて丁寧に使っていればかなりきれいに保てるかと思います。
バッテリー持ち
電池持ちは、さすがに最初のころよりは悪くなっているかと思います。
でもそもそも電子書籍リーダーはタブレットやスマホに比べて電力消費がきわめて少ないデバイスです。充電が100%からゼロになるまで、いまでも10日から2週間くらい持ってくれますね。
結構使い込んでる時でも1週間は余裕。バッテリーが減りまくって大変になることは、ぼくのKindleに限って言えばありません。
ユーザー体験
デバイスの使い心地は実際に手にとって操作してみないとなかなか伝わりにくいですが、読書に特化したKindleのユーザー体験は一度馴染むとすごく良い感じです。
ページ送りやハイライトなど、慣れないと操作しにくい箇所もありますし好き嫌いはどうしても出てきてしまうとは思いますが、「電子書籍を読む」という意味での総合的な完成度は極めて高いと感じます。
ちなみに僕は漫画はタブレットで読むことが多く、Kindleでの漫画の読み心地については知見がありません。あくまで漫画ではない普通の「本」を読む際の参考としてください。
FireHDはぜんぜんハマらなかったけど、Kindleは最高です
Kindleが気に入ったので以前FireHDをセールの時に買ってみたのですが、こちらはかなり使いにくく早い段階でお払い箱となりました。
ただ最近のFireはかなり進化しているようなので、次回のセールのときには再度購入検討してみようかなとは思っています。
ジェフ・ベゾスの気合いを感じながら使うデバイス
Amazonの創業者はジェフ・ベゾス。ベゾスの評伝に書いてあったのですが、彼自身が超読書家らしく、Kindleにはそのこだわりが凝縮しているらしいです。
いっぽうApple創業者スティーブ・ジョブズは本はそんなに読まないけど音楽が大好きで、iPodが大ヒットしました。
どんなに大きい会社でもトップのこだわりやインサイトが製品に影響を与えるというのは、おもしろい話だと思います。(逆にApple Booksは使っている人を見たこと無いし、Amazon MusicもspotifyやApple Musicに比べるとあまり存在感無いですよね)
総合的なコスパ(セール価格前提)
続いて、実際の購入価格とKindle本購入によるお得感を具体的に考えてみます。
Kindle本は紙で買うよりも大概の場合安いです。このメリットをどのくらい活かせるのか気になると思うので、僕の実績を参考にしてもらえればと思います。
僕は第7世代のKindle Paperwhiteをセールで購入し、「約9,000円」でした。現在でもPaperwhiteは安いモデルだと定価15,000円前後で、セールで最安値だと10,000円くらいが目安になるようです。今回は全体のバランスをみて、かつ分かりやすく製品価格を「10,000円」としてみます。
僕が7年間で購入したKindle本はおよそ100冊。(今回これを書くために初めて調べましたが、だいたい予想通りでした。)
僕は紙の本も結構買っているので、そこまでKindleユーザーとしては多くない数だと思います。
どのくらいお得になるか、正確な計算は難しいのですが、、だいたい新書や文庫の場合、Kindle本は100円くらい紙の本より安く、2,000円くらいの単行本だと200円くらい安いかな、という印象なので1冊あたり「150円」浮いている、ということにしてみます。
- Kindle本体に10,000円払った
- 100冊×150円 = これまでに15,000円得をした
→結論 : 7年で5,000円得した
なるほど、、単純に金額だけでみるとなかなか微妙ではあります。しかし100冊もの本が電子化されていると考えると、本棚のスペースを大幅に節約しつつ金銭的にも負担を減らしてくれているわけですね。
表面的なコスパは「損はしない」くらいのレベルです。でもお金に変えられない体験だったり、電子化のメリットなんかを考えると、Kindleには十分すぎるほどの価値があるというのが僕の意見です。
「本は紙のほうが良い」というのはわかるし、その気持を捨てる必要は無い
Kindleを購入するときに気になるのは「紙の本のほうが読みやすいから、結局使わなくなっちゃうんじゃないかな・・」みたいなことでしょう。
紙の本と電子書籍では、読書としての体験は結構違うのは確かです。
紙の本も相変わらず買い続けています
僕自身も紙の本を読むのがやっぱり楽しかったりするので、書店やAmazonで本を購入して読むということは全然あります。
ただ最近では徐々に電子の割合が増えてきていて、割合としては電子と紙本で半々くらいの感じでしょうか。「どういう時にKindleで、どういう時に紙で買うのか」という何となくの基準があります。
参考記事 : 読書すると年収が上がる理由。積極的な読書による好奇心の刺激がカギ
ベテランKindler(キンドラー)によるKindle Paperwhiteの使い方
Kindle歴7年のベテランキンドラーとして、僕の電子書籍の利用スタイルをご紹介します。
Kindleで買う時① : 今すぐパッと読みたい本を買う時
Kindleのメリットはなんといっても、ポチった瞬間に端末に配信されて読めるということです。
なんとなくネットを眺めていて、ふと気になる本があって「今読みたい!」ってなったら結構Kindleで購入してしまいます。
でもこれは高い本だとあまりやらなくて、1000円以内の新書とかが中心ですね。
Kindleで買う時② : ビジネス書や時事性の強い本、サイエンス / テクノロジー系の本を買う時
何となくの基準で、「時代についていくために読んどきたいけど、あまり本棚に置いておくほどの価値は無いかな」と思ってしまったものは電子で購入です。
その本自体の価値が低いということではなく、要は即物的に情報を得たいときがあるということですね。理系の本だったり
たとえばこの辺の本をそういう視点で購入しました。
他にもその時に話題になってたり売れてる本で、「一応抑えとくか・・」的なものはKindleで買っちゃいますね。
Kindleでは無く紙の本を買う時 : 「本棚に置いておきたい」と思う本、自分の好きな作家の本など
逆にあえて紙で買いたいのはどんな時かといえば、やっぱりちょっと思い入れの強い本を買うときですかね。
電子書籍の本はあくまでデータですし、万が一アカウントが乗っ取られたり消えたり、Amazon有事の際にはすべてが吹っ飛んでしまいます。(確率はかなり低いですが)
本棚に置いておくと日常的に目に入ることがあるし、繰り返し手に取るきっかけになるんですよね。
そういう扱いにしたい、と思える本は普通に紙で買います。僕の中では以下のような本は紙購入。
- お気に入りの作家の小説
- 装丁がカッコよくて置いておくとテンション上がる本
- 前からほしいと思ってた古典
本音 : 場所を取ることを考えなくて済むなら、本当は全て紙で読みたい
Kindle大好きな僕ですが、本の置き場所だったり配達のスペースだったり、あるいは持ち運ぶときの大変さだったり、そういう事を全て度外視できるなら本当はすべての本を紙で買って読みたいです。
理由は普通に読みやすいから。
パラパラとめくって全体の雰囲気をつかんだり、気になって前のページに書かれていることを確認したりとか、そういうのは断然紙のほうが良いですね。
Kindleでも近いことができるし使いこなせばだいぶ気にならなくはなりますが、やっぱり紙の本とは差がありすぎます。
電子と紙、良い感じのバランスを見つける
かといって全部紙で書い続けると本棚がいくつあっても足りなくなってしまいますし、それは大変。
紙の本と電子書籍でバランスを取りながら、自分にとって最適な読書スタイルを今も模索中です。
Kindleもサービス・端末ともにこれから進化を続けていくはずなので、それに順応していくことが重要ですね。
これからも使い続けます
というわけで7年Kindleを使った僕の感想はこんな感じ。
これを読んでKindleを買ってみようかと思ってくれた人がいれば嬉しいし、すでに持っていて新たな発見をしてくれた人がいれば、それもまた嬉しいです。
ご覧いただいた通り今のKindle Paperwhiteはだいぶ傷んできましたが、本格的に使えなくなるまではもう少し粘ります。
ではでは皆様、良い読書ライフを!
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