短い予告編動画だけで涙が流れる映画
思い出すと泣いちゃう・・
映画やドラマを観て、感動するシーンで思わず号泣。こういう涙を流すとなかなかスッキリするものです。色々映画を観ていくと、予告編を観ただけでその映画の事や当時の自分の状況を思い出して泣いてしまう様なモノがいくつか出てきます。今はYouTubeでいつでもこういう予告編が観れちゃうので、ふと何の気なしに観て大号泣、なんてことも。
こちらでは、そんな「泣けすぎる予告編」をご紹介します。予告編そのものは当然ネタバレは無いですが、未見の方で予備知識ゼロで観たい、という方はご注意下さい。
予告編だけで感動して泣ける映画 10作品
奇跡
予告編どころかこの映画の事を思い出すだけで泣ける。監督は「そして父になる」「誰も知らない」の是枝裕和。彼の作品はどれも打ちのめされるよな傑作揃いで、どの作品も本当に泣けるのだが、この「奇跡」は涙の爆発力みたいなものが個人的に凄い。
前半は割と穏やかにストーリーが展開していくので油断していると、後半のあるポイントを境に洪水のような勢いで涙が出て来て最後まで止まらない。予告編にもそのシーンが収められてしまっているため、何の気無く見てしまうと普通に号泣してしまう。自分にとっては大変困った動画である。
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ジャージー・ボーイズ
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クリント・イーストウッド監督がミュージカル作品を映画化した2014年の話題作。1960年代、ビートルズ登場以前に世界で最も人気があったと言われているポップスグループ「フォーシーズンズ」の物語を描いている。
鑑賞前はこんなにストレートに泣ける作品だとは全く思わなかった。とにかく中盤まではフォーシーズンズのお馴染みの音楽がずっと鳴っていて、60年代独特の空気感も心地よくて楽しく見られる。映画が終盤に近づくにつれて話自体は暗くなっていくのだが、そこで主人公・フランキーが見せる勇姿に感動する。「なぜ人は歌を歌うのか、音楽を聞くのか」そういった事を教えてくれる様な映画。
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レ・ミゼラブル
予告編は結構しんみりとしちゃう感じだが、やっぱりメインテーマ「民衆の歌」のシーンは何度見ても凄い。身体の奥底からエネルギーが沸き上がってくる様な、他の映画では体験できないような感動が味わえる。
確か僕はIMAXでこのトム・フーパー監督の「レ・ミゼラブル」を観た。良い音響でこの映画を見てよかった。
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ザ・ファイター
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この映画が良いと思うのは、主人公・ミッキーをとりまく人々の立場がしっかりと描かれていて、色々な面から感情移入出来る所。同じボクシング映画で言えば、「ロッキー」は主人公のロッキー自身が負け犬から勝ち上がる物語だった。しかしこの映画では、主人公以上に彼を応援する兄や恋人たちの心境のほうが全面に出て来る。
誰かの事を強く応援し、その人に思いを託すという事ってすごく尊いだよな、と思える映画。
英国王のスピーチ
最近カズオ・イシグロの「日の名残り」を読んだ。第二次大戦前後のイギリスの日々と、自分が勤めていた屋敷のこれまでの出来事を振り返りながら旅をする執事の話。改めて、当時のイギリスが如何に危うい状況にあったかという事が分かった。
ジョージ6世が国王で無ければ、本当にヨーロッパはナチに支配されていた、という事もあったのかもしれない。映画そのものを観た後でも、その後色々な事を知る事でその記憶や感動がより深いものになることもある。実話の映画はこういう所も良いですよね。
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ブルーバレンタイン
ここまで宣伝に偽りの無い予告編も無いんじゃないか(笑)。「だれも観た事の無い新たなラブストーリー」。全くその通りですね。
おしゃれな感じのする恋愛映画だと思って気軽に観ると、下手すると大やけどしてしまう恐れありです。特に大きな失恋経験のある方や失恋間もない方なんかは、最新の注意を払ってご鑑賞下さい。
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LEGOムービー
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レゴの物質的な特徴を活かして、アニメとしてとことんフレッシュな表現を見せている「LEGOムービー」。大人も子供も文句無く楽しめる映画である上に、終盤には突然深遠なメッセージが投げかけられて、観客を深い感動に誘ってくれる。こんな深い話を全く説教臭い所なく伝えてくるのは本当に凄い。
晴れときどきくもり(「カールじいさんの空飛ぶ家」と同時上映の短編アニメ)
ピクサーの短編の中で群を抜いて好きなのがこの「晴れときどきくもり」。
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ワンチャンス
このテーマでは究極の形なのだが、本編を観ていなくても泣ける映画の予告編というものもこの世界には確かに存在する。最近最近僕が予告編だけで泣きそうになったものと言えば、取りも直さずこの「ワンチャンス」だろう。
逆に言えば、予告編でこれだけ感情が揺さぶられてしまうからには、本編には予告編以上のものが入っていない可能性が高いと考えられ、故に未鑑賞という事になっている。まあ、「2分ぐらいの動画で手軽に泣きたい」という方には完全におすすめの予告編です。
※番外編
北京オリンピックのまとめVTR
NHKはネット上あまり人気が無い訳だが、作っているコンテンツは確実にレベルが高い。日本人としてNHKが事実上の国営放送である事はなかなか誇りに思える。